神戸・姫路の弁護士による相続相談弁護士法人法律事務所瀬合パートナーズ(兵庫県弁護士会所属)神戸駅1分/姫路駅1分

生前に解約された預金の使途について,相手方の矛盾を指摘し,遺産分割協議を成立させた事例

依 頼 者 50代 
相 手 方 母(80代),姉(50代)
遺産の概要 預金

争点

不正出金。

ご依頼の経緯・ご要望

ご依頼者様の父が2年前に亡くなっていることが判明。父と同居していた母,近くに住んでいた姉からは何も聞かされておらず,遺産を勝手に処分された可能性があるということでご来所されました。

解決のポイント

相手方に書面を送付し,遺産の資料を開示するよう求めました。並行して,当方でも独自に調査を進めました。

相手方からは,預金の一部は生前に解約し,父のリハビリ付添のために使ったという書面が届きました。しかし,当方で病院から資料を取り寄せたところ,リハビリ付添のためにお金を使ったと相手方が主張する日付と,リハビリが実施されている日付とが,全く整合しないことが判明しました。

こうした矛盾を指摘して相手方と交渉した結果,生前に解約された預金も遺産に加えた上で,当方が法定相続分通りの金銭を取得する内容での遺産分割協議が成立しました。「ずるいことをしているのが許せない」というご依頼者様のお気持ちを実現できた解決となりました。

 

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